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無言の贈り物  3/10

「愛と感動の生しゃべり!お笑い芸人泣ける話No.1決定戦供という番組で、No1になった

ハイキングウォーキング鈴木Q太郎さんの「無言の贈り物」という話です。

僕の親父は、昔ながらの古い考えを持つ、とても真面目で厳しい親父でした。
僕がお笑い芸人になりたいと上京する時に、親父は大反対でした。
というのも、実家は新潟の田舎の町で、僕、長男なんですけど、実家を継がないということで、親父はそれを許せなかったんだと思うんですけど、僕はその反対を押し切って、勝手に決めて東京に出て来たんです。

東京に出て来ても、やっぱりそんなにすぐに仕事があるわけでなく、そうこうしている内に、アパートの家賃を50万円も溜めてしまい、大家さんから親父の耳に入って、僕は実家に呼び戻されたんです。
実家に着くと親父はすごい剣幕で「芸人なんかやめちまえ!」と、すごく怒鳴られたんですけど、僕、お笑い辞めたくなくて、続けたくて、何とか親父説得したんですよね。
そしたら、親父は「これが最後だ。二度と顔を見せるな!」
僕に50万円を渡したんです。

でもやっぱり全然うだつは上がらなくて、M1グランプリとかも予選で敗退するし、何年も実家から足が遠のいてたんです。
そんなとき、仕事してたら、弟からの電話で「親父がくも膜下出血で死んだ」と…。
すぐ実家に帰ったんですけど、寝てる親父のところに腰掛けたら、弟が、親父酒飲むといつも正志は元気にしているかな。
正志がテレビで活躍している姿、いっぱい見たいなあ」

と言ってたらしくて、そこで僕、初めて親父の愛の深さを知って、
「テレビで活躍している姿、全然見せれなくてすまん」と、
そう思っていたらマネージャーから電話がかかってきまして、
「M1追加合格してますよ」と。
その時、僕、親父からの「最後の贈り物」だったんじゃないかな
と思ったんです。
親父!ありがとうございました!

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